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ある日。

知らないうちに随分と偉くなった後輩にこう訊かれた。

「tomさん、自分の仕事を何点だと思いますか?」

僕は間髪入れずに、何なら食い気味に返答した。

「100点満点でも足りない。200点でも足りない」

後輩は驚いたように僕を見ていた。


そして席が変わった先で

その自己評価についてじっくり説明してやった。

「お前がどういうつもりであんな質問したのか知らないけど、ちゃんと聞いとけよ」

「俺は愛ある指導をしてくれる先輩達への恩返しのつもりで働いてる」

「先輩達は俺がどんなにヘマをしたって決して怒らないでじっくり向き合ってくれる」

「期待され信頼されているのが実感できるから俺もしっかりそれに応えようと思う」

「それが結果的に会社の為になれば働く理由やその評価なんかどうでもいいだろ」

「それになぁ、よく聞けよ。恩人への恩返しに点なんかつけられるわけねぇだろ!」

ここだけは声を荒げて釘を刺すように言った。


「それからな、ここではっきり言ってやる」

「従わせることと慕われることとは全く意味が違うぞ」

「偉いのはお前なんかじゃねぇよ。その肩書きだからな」

「現場の人間の気持ちもわからねぇ奴が偉そうにしてんなよ」


後輩は深く頷いて

「はい」

「はい」

と聞いてくれた。


そして最後に僕は

「仕事や会社について不平不満ばっかり言うやつはつまらねぇ奴だよな」

「そんなこと言えるほどの資格がてめえにあるのかって俺は思う」

「でもそんなことが口を突いて漏れ出る環境について考えないといけないのは偉そうな肩書きがついた人達の仕事だとも思うよ」

「大変だろうとも思うよ。だから何とかしようと思うならその為の協力なら惜しまないから」


そんな話を野郎には延々と淡々としてやった。


聞いた話ではそれまでつんけんして

挨拶もまともにしなかったという当の後輩の野郎は

その後若い者にも心ある発言をするようになったとか。


それを僕の苦言のおかげで、などと言いたいわけじゃない。


「tomさんは辞めないでください。お願いします」

昨日今日身を置いた場所なのに

知り合って間もない人から

そんな言葉をかけてもらえる人間と

眉間にシワを寄せられる人間との違いだ。


これからも恩返しは続く。

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世間様は連休に入った。


僕はと言えば遂には右手首に腕時計をしてみる。


そしてどなたにも

悉くフラれたので

独りぼっちで某店へ。


頭と身体が一致しない、

日々“ズレ”を感じるお年頃の僕は

もうバカ喰いができない。


大将、次回は大飯喰らいを連れて行きますので。


なるほどね。

うん、わかったわかった。

またやらかす、の巻。



くっついてはいるが

指先は痺れていて最早無き如し。

思わず動かせば激痛。


今日もまた生きている。
あなたがそれでいいならいいよ。

僕は僕。あなたはあなた。

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